20歳の自分に受けさせたい文章講義/古賀史健を読んで婚活投資ブログ書くモチベを上げる
この「二十歳の自分に受けさせたい文章講義」という本は
数年前から購入しようと思っていた本だ。
そして最近、自分磨きを頑張ろうと思って、
堀井憲一郎さんの「いますぐ書けの文章法」と共に今年の1月購入。
買ってからも、まー今度でいいや、今度でいいやと先延ばしにしていたが、
今日全部読破した。
読んでみた結論を言うと、
非常に良かった。
星5つだ。
1日で読み終わると高をくくっていたが、役に立つ部分が多く今まで読んだ本の中でもっとも付箋を挟んだ本になり読了まで数日かかった。
堀井憲一郎さんの「いますぐ書けの文章法」が書くためのモチベーションを上げるための本だとしたら、
古賀健史さんの「二十歳の自分に受けさせたい文章講義」は文章を書くための基本的な技術本と考えて読んでいいだろう。
ブロガー、ライター等、文章を書いて読んでもらいたい人達のマストアイテムになること間違い無し。
いますぐ書けの文章法の感想文
それでは、より自分の理解度を高めるために、まとめと自分が感じたことを書いていこう。
購入を検討してこのページを読んでくれてる人の役に立ってくれたら嬉しいが、基本これは自分のために書いている。
二十歳の自分に受けさせたい文章講義の感想まとめ
ここから先は、この本のポイントを抽出し、婚活じゅんやの感想や解釈をいれている。
純粋なものを読みたい人は本を手にとって読むといいだろう。
その分野の素人に伝える、何者にも染まらない素人であることは強みでもある。
頭のなかのぐるぐるを、伝わる言葉に翻訳する。
①文章を書こうとすると固まってしまう。
→頭のなかのぐるぐるをまだ整理できていない。翻訳を意識づけつことが必要。
②自分の気持をうまく文章にできない。
→「ぐるぐる」を誤訳してしまっている。翻訳の技術をみにつける。
ぐるぐる翻訳のやり方
脳内の友人の中から伝えたい人を探す。
普段の努力でぐるぐる翻訳の技術は上がる
映画や小説などを見て、
「あー面白かった」という感想としか言えないようじゃ駄目。
それを見たことがない、読んだことがない人にもわかるように、どこがどう面白かったのか、言葉を尽くして説明しなくてはいけない。
例えば人が興味をもつこと、感想文の書き方
→どんな登場人物がいた
→どうやって絡んだ
→作者はなぜ主人公にそんな事をさせたのか。
→そして最後に、読者の自分は物語のどこに面白さを感じたのか、そしてそれはなぜなのか
物語の内容、魅力、ポイント、欠点あらゆることを自分の頭で、整理再構築し、アウトプットする。
聞いた話を”自分の言葉”で誰かに話す。
そのことにより考える力が身につく。
本を呼んだり、イベントがあったら90分以内で誰かに話すといい。
話すことで得られる3つの再構築
①再構築:言葉にするプロセスで話の内容を再構築する。
②再発見:語り手の真意を再発見する
③認識:自分が何に反応し、オモシロイと思ったか再認識する。
婚活じゅんやの場合友達がいないので、ブログに書いたり、ナンパで知り合った女性に話すことで3つの再構築をしていきたい。
地図・絵/写真を言葉にして訓練
婚活じゅんやは方向音痴で、道順を人に説明するのがニガテなので、これも道迷ってそうな女の子をナンパしたりして訓練しよう。
ナンパってなんだかんだで役に立つこと多い。
文章にリズムを持たせるシンプルな方法
それは断定してしまうこと。
態度を明確にしない話は歯切れが悪い。
正確に間違ったことをなるべく少なめに保険をかけて言おうとすると「自分は思います」等の言い方になるが、それだと響かない。
断定はそれに勢いがあるし切れ味がある。
ただし、断定はハイリスクハイリターン
あまりに断定を多用していると強烈な反発にあったりする。
このブログでは投資のことも書いているので、そこでは自分は思う等の曖昧な書き方を多用している。頭を整理するためで、信じてもらいたいというわけではないし、いくら自己責任とはいえ追随して買って損されるもは流石に気分が良くないので。
しかし歯切れの良い文章を書く練習もしたいので、人を損させる蓋然性が少ないものに関しては断定を使っていくことにしよう。
起承転結で文章を書くのは難しい、ではその書き方は?
起承転結の転を入れる部分が非常に難しい。
・転から逆算して書く
・予告編をイメージして書く。
・4コマ漫画をイメージして書く。
説得せずに納得させる
読者の姿勢を変える
読者の読む姿勢を変える、のけぞって鼻くそをほじるような「あちら側」体制から、身を乗り出して読みたくなるような「こちら側」になってもらえるように書く。
ラブレターは美しい理論的な文章を書いて感動してもらうのが目的ではない。
読んでもらって好きになってもらうのが最終目的。
①説得:押しのアプローチ(読者を押し切ること)
②納得:引きのアプローチ(読者に歩み寄ってもらう)
人は○○をしなさい等、押し付け、他人事では動かない。
○○したいのような当事者意識を持ってもらう。
読者を巻き込む起”転”承結
起承転結のトラブルメーカー「転」は配置転換をするだけで、日常文でも大きな力を発揮する。
①起:今、全世界的に温室効果ガスの削減問題が議論されている。
②転:しかし、地球温暖化減少は本当に温室効果ガスによるものなのか?
③承:(その疑問をいだいた理由、客観的事実など)
④結:よって、温室効果ガスの削減の議論はかなり根拠に乏しいものと考えられる。
冒頭で一般論を述べ、そこに「転」で疑問を投げかける。
これからは、この4コマを意識してブログを書こう。
主張と反論の組み合わせ。
①主張:高校では日本史を必修科目とすべきである。
②理由:世界史が必修で、日本史が選択科目となっている現状はおかしい。
③反論:一方、「国際化に対応するには世界史だ」との反論意見もある。
④再反論:しかし、国際化で自国の歴史や文化を語れないほうが問題だ。
⑤事実:実際のところ、他の国々では自国の歴史教育に力を注いでいる。
⑥結論:今後、ますます国際化が進むからこそ、日本史の境域が大切なのだ。
自分で自分にツッコミを入れることで、読者の納得出来ない部分にたいする予想できる反論からの予防になる。
大きな嘘は許されるが、小さな嘘は許されない
細部ほど細かい描写で正確に書く。
2015年にゴジラがいるという嘘は楽しんで見てても、1980年代の聖子ちゃんカットにロングスカートの女性がそこら中にいる映画だと、今時こんな女性いねーよと視聴者は萎える。
ブログで必要な3つの要素
- 目からうろこ:「おおっ」「ええ~」
- 背中を後押し:「そうそう」「よしよし」
- 情報収集:「ふむふむ」「なるほど」
目からウロコは3割、残りの7割は既にわかっていることでいい。
出版の世界では初校、再校が一般的。
今日の自分が読んで、明日の自分が読んでよければ投稿。
日常的なメール等であれば、
書く自分、読み返す自分、もう一度読み返す自分の3人によって文章を読み返していく。
まとめ
- 「いい文章」とは「読者の心を動かし、その行動まで動かすような文章」
- 文章に臨む姿勢を変え、いくつかの簡単なルールや技術をマスターする
文章を書く技術本としてこんなに学ぶところ満載の本を読んだのははじめてだ。
そんなに厚い本ではないが、読み終えるまで凄く時間かかったし、これから先も20回位は読むだろう。
文章力を上げたいだけじゃなく、会話力を上げたい人、動画を編集したい人にもオススメの一冊。
作者の古賀史健さんはTwitterもやられている。